リレーコラム
Fail.21 季節の中で 文……清野由佳
2008/05/22
色とりどりのウールにインスピレーションで手を伸ばし、配色を決める。そして仕上がりをイメージしてみる。
この時が、ハンドメイドフェルトの作品作りで最も胸が踊る瞬間。春には五感で桜を味わいながら桜色を、夏にはスカイブルーと海の色を‥‥と、自然に作品にも季節を映しているから不思議。
お気に入りの紅茶と石けんの香りを、今日の気分で選び、音楽を掛ける。ジャズ、クラッシック、ポップス、これもまた気分で。
手に石けんを泡立てウールをフェルト化していく。何も考えず無心の時もあれば、あれこれと脳裏に浮かぶことも。思わず独り言をつぶやいたり叫んだり〜。
静岡県での暮らしも、早7年。2人の娘たちも富士宮弁が上手くなったこと!慌しい毎日でも、感動や驚きがうれしい。
昨夜、家族で買い物から帰宅し車を降りると、長女が「空に大きなハートがあるよ。」と言うので見上げてみると、月光に照らされた雲に、ぽっかりきれいなハート型の穴が。そういえば、この子が3歳の時には、見事な満月に、急に雲が流れてきて「ママ、お月様がぼろぼろになっちゃった〜!」と心配していたな。ハート形が逆さまだから次女は後ろ向きに股の間から覗いて見てる。
最後は、4人並んで反り返り眺めた。もしかして次回の作品は月夜にハートが〜!?
Profile
清野 由佳
札幌市生まれ
富士宮市在住
ハンドメイドフェルト作家・講師
ホームメイドハピネスにて
●10月1日〜30日受講生方との作品展開催予定
●教室随時受付中

